T様邸

201508251450000

          主=ご主人様  奥=奥様   ミ=ミルクちゃん(ワンちゃん) 北=北島

北:この度はインタビューを快諾していただいて本当にありがとうございました。
  今回改修されようと思われたきっかけはどのようなことだったでしょうか?

主:築25年、という節目にきたからですかね。
   年齢が60から65歳の間ぐらいにはやりたいなと思っていたんです。
  最初に建てた時は若くて、この土地に来たばかりで何も解らなくて、お金もないしね。
  できるものを造ったわけですよね。その中で、ここを変えたい、ああしたい、こうしたい、というのが
  段々積もってきたのと、時期、でしたね。

北:そうですね。次の25年をね。次の25年の為にですよね。

奥:そうですね。正座ができなくなって、バリアフリーを考えて。
  きっかけはそこでしたね。

北:今回の工事をされるにあたって、うちを選んでくださった理由は何でしょうか?

主:前回はね、こっちに引っ越して来たときだから、何もわからなかったんですよね。
  地域のこともわからないし。
  でも今回は、藤沢で、それも鵠沼でやっている所にお願いしたかったんですよ。
  それで、最初は瓦版で、棚板一枚から、という言葉を見て、空き巣に入られた時の窓や鍵なんかの工事をお願い
  させて頂いてね。

奥:そうなんですよ。
  ご近所でもね、工事を神明工務店でやる、話をすると、あぁ、良いんじゃない?、ていう言葉しか
  返ってこなかったの。
  病院とかだと、あそこは止めたほうがいいんじゃない?って言われることあるでしょう?
  それが一回も無くて。
  あとはホームページも見てね。

北:良かった・・・
  気をつけようっと!

全員:笑
  

北:今回のリフォームにあたって、理想の家、というのはどのような家を描かれていらっしゃいましたか?
  最初にお伺いした時から、掘り炬燵、というのはおっしゃっていらっしゃいましたけれど。

主:そうですね。元々和室で炬燵を置いて使っていたんだけれども、今回和室は書斎で板の間にしてしまうから、
  もう置けないし。
  普段は夫婦二人だけれども、子ども達が帰って来たときにはダイニングテーブルが必要とかね。
  色々と考えて、取外しができる掘り炬燵ならいいかと思ったんです。
  
奥:若い人は座る、というと、足をどうしていいかわからないでしょう?
  子ども達の配偶者の方なんて、崩して良いのかどうしたらいいのか、何だか落ち着かなくて
  かわいそうで。

北:若くなくても足を下ろせる、ていうのは楽ですよね(笑)

主:でも、ショールーム連れて行ってもらった時にこれを見てね、ああ、これなら良いなと思ったんですよ。
  見るまでは、本当にリビングに掘り炬燵作るのか、と思っていたんです。

奥・北:あら(笑)

北:結構若い人も炬燵好きなんですよね。
  でも座るのに慣れていないからすぐ出ちゃう。

奥:そうなんですよね。

北:すぐ寝ちゃうかね(笑)だから座椅子なんて置いておくとずっと座ってる。

主:設置する場所を何度も高橋さん(担当建築士)に図面引き直してもらってね。
  ごろっと横になれるスペースがとれるかとかね。

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                     掘り炬燵を出して頂きました

北:そうですね。基礎の耐震性もあるのでね。
  ただ掘ればというものでもないから(笑)

奥:私は高橋さんが女性だったから、とても気が楽だった気がするの。
  細かく話を聞いてもらったし。

北:良かったです!

主:でもねぇ、そんなに細かく色々言っちゃって、仕事増えちゃう、と心配になったんですよ。

北:いや、設計する立場としては、お客様からああしたい、こうしたいというご希望を聞けたほうがいいんですよ。
  将来どうしたい、どんな風に使いたい、どんな色がいい、など、なるべく細かく、それを整理していくほうが
  いいんです。その中で、不可能なこともありますが、なるべく希望を盛り込んで形にしていくことが、
  腕の見せ所なんです。

主:前建てたのは30代だったから、いろんなことが解ってなかったし、お金の工面や、まず住む場所をさがすこと
  からで手一杯だったからね。
  今回はリフォームだから、注文が多くなっちゃって(笑)

奥:そうなの。もう前の時は家が出来た時から、ここがやだ、ああしたかった、ていうことばかりあったから
  注文が(今回は)多くなっちゃったの(笑)

全員:笑

主:今回の扉のソフトクローズ、とか、最初はすごいなと思ったんですよ。
  バタン!て言わないし。ワンランクなんか上品な生活しているみたいで。(笑)
  バリアフリーとかね。
  便利で楽でね。でもすぐ慣れちゃって、もう当たり前になってる(笑)

奥:トイレの折れ戸もね、自分が何歩か下がらなくても、すっと開くしね。
  2階のトイレもできるとは思わなかったんです。前にどこかで聞いたら、できるけどすごく高くなる、て
        聞いていたし。
  でも、高橋さんに聞いたらできる、ていうから。

北:条件が揃えばね、できるんです。排水さえうまく納まればね。あと3尺どっちにずれていてもできなかった
        ですね。

主・奥: そうなんですね!

奥:手摺もね、いらない、て思ったけれど、つけてもらって気付くとちゃんと使っているんですよ(笑)

北:手摺はね、あ、っと思った時にあるのと無いのとで全然違うんですよね。
  それで薦めさせていただきました。

北:工事中や後で、もっとこうしたかった、こんなところが不安だった、不満だ、というようなことは
  どんなことがありましたか?

主:トイレの流すときに押すボタンがね、位置が。
  ボタンのところまで体が回らないんですよ。それがやりづらい。

北:あぁ、そうですよね。リモコンタイプのものであれば良かったんですけれど。
  機種が変わってしまうんですよね。

奥:小スペース用だから仕方ないのよね。
  あと、増築部分の軒先が思ったより出ていて、お隣に雨が掛かってしまうんじゃないか、植木に丁度雪が落ちて
  来ちゃうんじゃないかしらと思ったの。
  雨は吹き込まないからそれはいいんだけれど。

主:ぼくは、軒先が長くてとっても落ち着いた雰囲気でいいと思うんですよ。
  軒を出して、でもそれで天井が斜めにもならずに、本当に頑張って工夫してくれたな、て思うんです。

北:ありがとうございます。
  普通にやっちゃうと斜めになってしうんだけれどね。

主:あとは玄関入ってすぐの和室のドアが、部屋の中はエアコン掛けているせいか、湿度の差のせいか
  膨らんできているんです。まあ仕方ないんでしょうけれどね。

北:勿論それもありますが、もう一度帰りに見せてください。
  調べて手直しさせて頂きます。

主:でもねぇ、不安材料は無いかと言われるからと挙げているだけで
  普段生活していたら、今のところはいいことばっかりだよね。

北:あぁ、ありがとうございます。

奥:柱もね、その柱の関係で窓の大きさが自由にならなかったりと、知らなかったことが沢山でした。

北:2階と1階の壁の位置を極力同じ位置にもってこないと、揺れた時に振動が伝わらなくなって建物に
  ものすごく無理な負荷が掛かってしまうんですよね。最初は見た目は良いかも知れないけれども、
  いざという時に家の人を守れない。なので、如何にご希望と一番近い形で折り合いを付けるのかが、
  設計の腕の見せ所になるんですね。

主:なるほどね。
  今回は工事をしているところを見ていたから、地震の時は新しくなったほうに居ようと思いましたよ(笑)
  
  図面を平面で見てもね、全然イメージがわからないんですよね。
  ショールーム行ったときも、キッチンやお風呂の色を細かく決めるじゃないですか。
  色がねぇ、それが大変でした。しんどかったですよ~(声が裏返っていらっしゃいました・・・)
  その後も何度か仕事の休み時間に、汐溜のショールームに何度も行きましたよ。
  それが本当に大変でした。

北:あぁ、そうですよね。迷いますよね。イメージなんて難しいですもんね。
  
主:造っているときにね、それでも井上さん(大工)や高橋さんにコンクリートの基礎や、建物の柱を見ながら、
  これがこうなるんだとか、色々聞かせてもらってね。
     だから安心できたんですよね。
  これが何も答えてもらえないどこから来たんだかわからない業者の人だったら、最初に建てた時と同じに
  不安だらけでしたよ。

奥:私はキッチンやお風呂の、人工大理石や人工的な床が、音が響くな、と思ったんですよ。
  何か落とすと、パッカーン!て音が響くんですよね。
  あれが気になるんです。

北:そうなんですよね。今は太鼓みたいに中ががらんどうだから、響くんですよ。
  タイルの床だとかはコンクリートが詰まっていたから音が響かなかったんですね。
  これでも裏に断熱材が入って前よりはずいぶん響かなくはなったんですけれどね。
  表面の材質は、今は樹脂やステンレスとありますね。

奥:あと最後は雨に祟られましたね。

北:そうでしたね。でも、塗装は雨のあと下地が乾かなくても塗れるんですが、すぐ塗ってしまうと、
  中にこもった湿気が蒸気になって2年後、3年後にぽこぽこと表面に出てきてしまうんですね。
  そうすると塗装がぱかぱか浮いて来てしまうんですよ。
  それでご迷惑をお掛けしましたがお時間いただきました。

北:工事をされた感想を教えていただけますか?

主:サッシでこんなに家の雰囲気が変わるのかって思いましたよ。

北:今はまだそんなに良さが出ていないんですよね。
  冬のほうが出るんです。今までは外の温度との差で勝手に対流が起きて、よく窓際に寝ていると肩が寒い
  とかありましたよね。
  それがなくなりますからね。

主:楽しみですよね。一年通してみるのが。

奥:今年の夏は涼しかったですよ。
  瓦版で、キッチンの彩風ドアをつけて風通しをよくする記事を見ていて、これはずっと覚えていたの。

主:そうなの?

北:そうでしたか!(笑)

主:北に窓があるのとないのとで、全然風通しが違うんですよね。
  暑くても風が通ると全然違う。

北:そうなんですよね。風通しは家のためにも大事なんです。

主:あとは和室の柱や桁の灰汁洗いがきいてね。
  新品みたいになりました。

  北島さんは本当にサッシの調整や細かいところにもこだわりがあってね。
  職人さんも、塗装やさんや水道やさんやね、みんな細かいところにものすごく丁寧なこだわりがあって、
  見ていて本当に感心しました。
  これだけきっちり仕事をしてくれたら、何にも言うことはないですよ。
  近くの工務店さんでよかったです。

北:ありがとうございます。
  工事が終わって、これからが本当のお付き合いをさせて頂きます。
  うちがパナソニックをお薦めするのは、部品をね、長い期間とっておくメーカーだからなんです。
  物が壊れる状態になった時に、5年、10年とたったときにでも、部品があるんです。もしくは代替品がね。
  取っ手が壊れただけで、キッチン全部取り替えなきゃいけないというのはだめなんですよね。
  大工工事も同じです。
  何かがあったらすぐ、飛んでいけるようにしておかねばいけませんよね。
  
  今日は、長いお時間を頂きまして、本当にありがとうございました。

  また20年後に、大改修の御用聞きにお伺いします!

主・奥 えー!!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA ミルクちゃんはお施主様が福島の震災の地からお引取りになられ、
 今はとっても幸せな毎日を送っている、
 おとなしくておりこうなワンちゃんです。

  

T 様、ミルクちゃん、長いお時間、本当にありがとうございました。
  

  

   

  

  

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