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新築・施行事例

北島邸

~北島のこだわり施工ポイント~

古いものを使う難しさ。まずは解体の難しさです。家の軸組み、柱や桁など、外す順番を間違えると木が割れてしまいます。内部の、天井板、鴨居、敷居などに打ってある釘の抜き方も神経を使います。やたらとバールで抜くと木が割れてしまいます。釘の頭を鉄のドリルで取って抜いたり、錆びている釘はもう一度打ち込むと、木と釘の間の錆が切れて抜きやすくなります。
山車の解体等の経験があるからこそ、細かい技術的な組み合わせを駆使してできることです。元通りに組み立てる難しさもあります。古い木は乾燥して寸法が詰まっています。新しい家との寸法の違いをどこで逃げをとる(緩衝材をいれるなど)か、組み立てていくかが難しいです。その古い柱等も、構造的に組み込んでいくので、耐震性の見えない部分の工夫がとても必要になります。
また、古い材料は一つ一つは良い物ですが、新しい家に寸法的に納まらない部分(例えば廊下の板材)は、使っていた人の思い入れ(子供があのときにつけた傷なんだよな、など)もあるので、何を使って何を捨てるのか、を考えることも難しいところです。
このような技術と思いの組み合わせで、時間と手間はかかりますが、そこに住む人の思いを心に留ながら、次世代に継いでいく家を造りました。

ギャラリー・メイキング

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